明太子の普及

明太子の普及

今や、おにぎりの定番。
またパスタ料理や酒の肴、そう、お茶漬けにも欠かせない明太子。
このメンタイコという言葉は、元々中国語でメンタイ、スケトウダラと言う意味。
その子どもと言うことで、タラコ、メンタイコと言われるようになりました。
そう考えると、明太子は輸入されたものと考えられそうですが、私たちの考える辛子明太子は、紛れもなく日本で考えられたものなのです。
確かに鱈子の辛子漬けは日露戦争の頃、朝鮮から輸入されました。
しかしこれはキムチに近いもので、唐辛子とニンニクをベースとしたものでした。
しかも、明太子といえば博多のイメージがありますが、その頃のそれは主に山口県下関に入って来たそうです。
今の形になったのは、戦後です。
博多、またその近隣で、同じ唐辛子を使っても、ニンニクの代わりに、北海道産の昆布を使ったのです。
勿論材料や工法も試行錯誤を繰り返し、正真正銘の日本の明太子ができたのです。
受けも良く、販売は全国の百貨店で主に贈答品として売られるようになりました。
明太子が高級食材として認知されているのはそのためです。